Frank Miller

フランク・ミラー

  • フランク・ミラーは現代のエンターテイメント業界において、最も影響力があり受賞歴を持つ人物として認識されているひとり。コミック、グラフィック・ノベルやフィルムに散りばめられる彼の激しくハードボイルドなセリフ回しと、漆黒の骨太な美学で知られている。最近、ミラーは自身の受賞シリーズ「300」のような壮大な5部作と予想されるク「セルクセス:ダレイオスの没落とアレキサンダーの勃興」を書き下ろした。

    ミラーは2005年、自身のグラフィック・ノベルである「シン・シティ」で共同監督のロバート・ロドリゲスとともに映画監督デビューを飾った。酷評された本作品は2005年カンヌ国際映画祭にてパルムドールにノミネートされ、オースティン・フィルム・フェスティバルにて映画批評家協会賞を受賞、またチェコ・アカデミー賞にノミネートされた。2015年、ミラーとロドリゲスは再び後編である「シン・シティ復讐の女神」のため共同監督として復帰し、ジョシュ・ブローリン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、エヴァ・グリーンそしてレディ・ガガといった新しいメンバーに加え、「シン・シティ」のキャスト・メンバーが再集結することとなった。

    2007年、ミラーは自身がグラフィック・ノベルを書き下し、リン・バーリーが挿絵を描いた原作が基となるザック・スナイダー監督の「ブロックバスター300」でエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。この映画は劇場収入だけで4億5600万ドルの興行成績を収めた。2008年には、ウィル・ワイズナーのコミックシリーズをもとにしたアクションファンタジー「ザ・スピリット」を書き下ろし、ガブリエル・マクト、エヴァ・メンデス、サラ・ポールソン、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソンらを起用し監督をつとめた。

    ミラーは10代からプロのコミック作家となり、ゴールド・キー、DC、そしてマーベルといった大手出版社の様々な制作に取り組んだ。最初に注目を集めたのは、マーベルの大人気のクモともうひとつの'キャラクター'である「デアデビル」が共演する「スペクタキュラー・スパイダーマン」であった。それからミラーはデアデビル自体の本の執筆をレギュラー枠でオファーされ、しばらくしてすぐタイトルの執筆を引き継いだ。その後数年間にわたりクラウス・ジャンソンとコラボレーションしたニンジャ暗殺者「エレクトラ」を制作した。

    1980年代前半はミラーは企業が所有するキャラクターの世界とは異なるフィールドで活躍する最初のコミック・フリーランサーのひとりとして注目を集め、未来のハイテク・サムライのポップアドベンチャーである「ローニン」などを制作した。これはその後のリン・バーレイとのコラボレーション作品の最初のひとつであった。

    その後のミラーは、ジャンソンとバーレイとともに「バットマン」や「ザ・ダークナイト・リターンズ」、バーレイと「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」、「バットマン・イヤーワン」はデイビット・マズウッチェリがイラストを担当し、リッチモンド・ルイスが彩色を担当、「エレクトラ・アサシン」はイラストをビル・シエンキーウィックツが担当、「エレクトラ・リブス・アゲイン」はバーレイと、またデイブ・ギボンがイラストを描き、マーサ・ワシントン・ミニシリーズ賞を獲得した「ギブ・ミー・リバティ」、そしてジェフ・ダロウがイラストを担当した「ハードボイルド」といった、たくさんの著名な作品をレパートリーに加えていった。最近では、DCコミックス社のベストセラーであり「ザ・ダークナイト・リターンズ」の9作品に渡る続編ミニシリーズである「バットマン: ダークナイト・マスター・レース」をブライアン・アザレロとともに完成した。

    「ザ・シン・シティ」出版物は、1998年にオリジナル作品ベスト・グラフィックアルバム賞、および1996年ベストシリーズ本賞の2つのハーベイ賞、ベストライター・アーティスト賞、ベストグラフィック増刷ノベル賞、ベストカトゥーニスト賞、ベスト・カバー・アーティスト賞、ベスト・リミテッド・シリーズ賞とベスト・ショートストーリー賞など6つのアイズナー賞など、様々な賞を獲得した。2015年にはミラーはウィル・アイズナー賞殿堂入りを果たしその業界への功績を讃えられた。